#63 別府にて

休日、車を走らせ関門海峡を渡り、九州は大分へ向かった。


特に何かあって行くわけでもない…

目的は、他にあって此処ではない…

地獄の沙汰も何やら、地獄巡りの途中下車。


海に始まり、竜巻で終わる7つの地獄を散策した。

睡蓮花も悪の華に見えるオープニングは、海地獄…


濛々と煙る硫黄とその匂いを浴び、湯舟に浸からずも、既に気分は温泉気分。


Aqua blueの淡い色彩が美しい、まさに海の地獄と言えよう。


次は、煙る海とは対照的に簡素な坊主地獄を散策する。


灰色の泥の沼から、ポコポコと湧き出る蒸気…

その様が坊主に見えるのか定かではないが、実に面白いオブジェ…


泥沼の水面に弧を描くアートな地獄をのんびり眺めたところで、坂を下り次の地獄へ。


一体、何がかまどなのかが理解出来ないが、三途の川みたいで楽しそうである。


カラフルな地獄の数々…


町名をつけた地獄の街のモチーフがなんとも楽しい。


こんな狭い敷地内に、よくもまぁ、こんな多彩な地獄の池が集まったもんだ…


しかし…

少しタイミングが悪かった。

中国人のツアー客が、ワイワイガヤガヤ池の周りに混在し、大声で喋るやらでマナーの悪さは世界一。

落ち着いて地獄を散策できないのでさっさとここを後にする。


この地獄では、鰐が恐ろしい数、生息している。


地獄をめぐっているはずなのに、鰐を見たりと動物園状態?

振り返れば、結構を歩いていい運動になっている。


多種多彩な湯けむりに誘われ、疲れも忘れ、我を忘れさすが歩き回っている自分がいる。


血の池地獄まで、3キロ以上の距離があり、通常なら車で移動するのだが、ついでにここまで歩いてみた。


狭い歩道の坂道をひたすら下った。


40分後、やっとの思いで、終点の竜巻地獄へ辿り着く着く…


残念ながら…

この地獄の名物間欠泉が時間の都合で見れなかったが、それよりも、すべての地獄を徒歩で制覇したことに達成感を覚え満足だった。

もう充分である。


心地よい疲れと共に、秘境へと向かう。

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Sentosa_Berry

特技は料理と、BASS弾き… グルメ&旅行(海外・国内共)を好むSOHO 代表のBlogです! 宜しくお願い致します!