3月も、いよいよ大詰め…
今月は、思うほどパフォーマンスが良くない…
よって、抱えるストレスは半端ない…
既に、肝臓と財布は、悲鳴を上げているが、アルコールに対する自分の脳の抑制が効かず、気付けば、堀川町の繁華街を歩いていた。
やはり、精神的に参る日は、和食で一杯やるに尽きる…
知り合いのやっている店のカウンターが空いていたので、ふらっと、お邪魔することにした…
ここは、和を創造する料理店「鷹」
1階はカウンターのみ、2階に小宴会のできるスペースがあるこじんまりとした品の良い店である。
大将のお任せで寿司を握ってもらい、酒の肴を探しに、陳列ケースの中身を物色する…
よく冷えた錫の徳利にグラスが何とも奥ゆかしい冷酒…
チョイスした料理は、白魚の木の芽揚げと鯛の骨蒸し。
木の芽の風味を殺すことなく、カリッと揚がった香ばしい木の芽揚げ、そして肉厚の真鯛に春菊のお浸し、豆腐、椎茸をあしらった骨蒸し…
品のある味わいが、和食の素晴らしさ。
キリッとした辛口の冷酒には、とても相性の良いこの肴をつまみ、のんびり酒を味わいながら握りを待つ。
いよいよ握りの登場。
隠し包丁が鮮やかな鯵、そして、透き通った白身が何とも美しい真鯛の握り。
予め荒塩が振ってあるので、醤油を付けずそのまま頂く。
塩のお蔭で、双方とも甘味が引き立ち、特に鯵は、引き締まった身と隠し包丁の細工で、素晴らしい食感を生み出している。
さっぱりした後は、脂ののった中トロと…
味噌ののった海老の濃いコンビを頂く。
シャリの量も酒の肴には、丁度良い少なさで、ネタの味が活きる。
もうすでに、冷酒は徳利3本目に突入している。
濃い物続きで、今度は穴子と頂く。
ふっくらと蒸し焼きにし、甘辛いタレを塗られた穴子の身とシャリが口の中でほろけ、最高の旨味を醸し出す。
甘いネタの次は、酢で〆たこはだ。
締め加減もほど良く、ひかりもの独特な生臭さも全くなく、美味いの一言。
ねっとりとした甘味たっぷりの甘海老と、口直しも兼ねて、大好物である芽葱を頂く。
芽葱のシャキシャキした食感とさわやかな香りは、何とも堪りません…
最後は、白子の軍艦巻きで晩餐を締めくくる…
白子のクリーミーさと甘さに、ピリッと利いた赤おろしと葱が良いアクセントになっていて、口の中に余韻が残る。
和食の和は、和みの和…
旨い酒と肴で、心が和み、疲弊した身体は今日も癒される…
Sentosa_Berry
特技は料理と、BASS弾き… グルメ&旅行(海外・国内共)を好むSOHO 代表のBlogです! 宜しくお願い致します!
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