昔、飲食店に勤めていたせいか、妙に口が肥えてしまい、いつもの居酒屋メニューではなく、値段の張る会席・割烹料理が、無性に食べたくなる…
その都度、俺の財布は、多大なるダメージを与えられ悲鳴をあげる。
そんな痛い舌を持っている俺である…
離婚後、約10年近くに住み続けているこの土橋〜十日市には、実に多くの飲食店が軒を連ねている…
料理の基本は、和食以外、他ならないと思っている。
昨夜も、そんな痛い舌を喜ばせようと…
見た目の派手さはないが素材の味を生かす味付けが見事な「うめだ」で一献…
今回オーダーしたのは、6,000円の懐石料理。
まず、小鉢はこごみの胡麻和え。
爽やかな山菜の香りに、クリーミーなごまだれが、まろやかに絡み付く…
そしてビールで喉を潤す。
料理自体はオーソドックス…
しかし…
オーソドックスなほど、ごまかしがきかないのが和食の世界。
当然、素材がよくないとどんな味付けをしようが、華やかに盛り込もうが、料理がわかる客には見抜かれてしまう…
しかし…
オーソドックスなほど、ごまかしがきかないのが和食の世界。
当然、素材がよくないとどんな味付けをしようが、華やかに盛り込もうが、料理がわかる客には見抜かれてしまう…
刺身のラインナップは、マグロの赤身、蛍烏賊、真蛸、牡丹海老、そして平目の五種盛り。
言うまでもなく新鮮、なかでも平目の身は、プリプリして旨かった。
この焚き合わせに、春を感じずにはいられないだろう…
筍、梅人参、独活、菜の花…
薄味ながらも、しっかり味がある。そして、春野菜の甘み、苦味、風味を生かした素材を大切にする味付けが素晴らしい。
少々、すが立っていたのが残念だったが…
出汁の効いた優しい味の茶碗蒸し。
天ぷらも、春を基調とした野菜を使っている。
なかでも、蕗の薹の香り、苦味が最高。
大将が、サービスにと細魚の皮を串にねじって焼いてくれた。
この香ばしい一品により、ビールから熱燗に切り替える。
久しぶりというか…
最近、あまり口にすることの無い栄螺の壺焼き。
よく、醤油ダレの焦げた匂いがし、苦味が増している壺焼きが多い…
しかし、この風味のある落ち着いた出汁の利いた壺焼きは、お目にかかった事は無い。
最高の酒の肴が続き、酒を水の如く調子乗って煽ってしまった…
〆は、臭みのない鰹を筆頭に、握りの4貫盛りとあら汁。
〆の量もシャリが多過ぎず丁度良い。
気さくな大将&女将との会話も弾み、愉しいひとときな春の夜。
Sentosa_Berry
特技は料理と、BASS弾き… グルメ&旅行(海外・国内共)を好むSOHO 代表のBlogです! 宜しくお願い致します!
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