#68 江田島 Winter Sunset

凍てつく寒さが耐え難い今日この頃…

2017から2018になろうがなるまいが、時間と日にちが単純に変わった以外の何物でもないと、斜なものの見方しかできない男である。

年が変わっただけで心境や環境が簡単に変われば人間は苦労しない。

毎回、神社で手を合わせたその手で、犯罪を犯す奴もゴロゴロいる。

そんな社会で儲かるのは神主だけ…

だから昨年の様に神に携わる者同士が、しかも身内同士を殺めてしまう事態が起こる。

イントロダクションが方向違いな持論の展開になってしまった。

自分は先祖の墓参りと食事の時以外に手を合わすことは無い。


無論、初詣もしない。

身勝手な考え、時には天の邪鬼にも思える思想だが、2018年もそのまま変わることはないであろう…


話しは本題へ…(やっとか!)

広島は瀬戸内海に無数の島があり、グルメの宝庫である。

宇品からフェリーも出ていて短時間で渡航できるが、島では交通が不便で、車でしか移動は難しい。

逆に車で行くとなると、この江田島の場合、広島市から呉を通過し無数の橋を経由して湾沿いを走らなければならず時間を費やし、軽く1時間以上の移動を強いられる。

しかし、今回は後者を選択しドライブを決め込む。  


広島と言えば牡蠣というのは言うまでもない…

そうは言っても、広島市民とてそう頻繁に食すものでも無い…

海から吹き付ける寒さも手伝い、焼き牡蠣で暖を取りたく店を目指す。

湾岸沿いから側道を上ったところに、蜜柑畑に埋もれた個室で楽しめる牡蠣屋がある。


店の名は、「合正ガーデン」

穴場なのかどうなのかはわからないが、客は少なく個室もがら空き。


家族で経営されているのだろう、アットホームな店で、親切に対応してくれるので嬉しい。

牡蠣の大きさはそこそこ、単価も安く落ち着いて牡蠣を楽しめる。


店員さんが、焼き方も丁寧に教えてくれるので、料理素人には有り難いであろう。

まずは、平面を1~2分温め貝柱が取れやすいようにする。


そこからひっくり返し、蓋が緩くなるまで焼く。


調子に乗って頼んだ穴子丼は、不味し…

てんぷらの衣が、冬着の如く厚く、穴子の味を殺し食感がネトネトしてよろしくない…

よって、この選択は失敗と言えよう。


さすがに焼き牡蠣は、香ばしく、そしてミルキーで旨し!

海を眺めながら、濃い磯の香りを楽しむというのは、何とも至福の時と言える。


牡蠣めしも、広島の定番フード。

牡蠣を入れた炊き込みご飯と言えばそれまでだが、なるべく牡蠣の身を萎ませないように炊くのは難しい…

固形燃料で炊いたのもあり、リゾットの様に米の芯が残っていたが、自分にとっては好きな味でした。


にしても、焼き牡蠣が旨い!


焼いては喰い、焼いては喰い…

麦酒があればなお嬉しいが、運転の身…

牡蠣だけを堪能し、店を後に…

江田島沿岸を左回りに車を走らせる。


沖美に絶景のジャズカフェあり、優美な光景に身を浸しながら珈琲を楽しむこととする。


「ETTA JAZZ CAFE」

実は、オーナーとは知り合いであり、夏はここの敷地内でキャンプやバーベキューを愉しみ、音楽やったり、いい意味で治外法権なところでもある。


でも季節は冬…

さみぃ~~わ!!


窓からさす夕日の木洩れ日…

そしてアメリカンな親父が淹れた、一杯の珈琲で優雅なひととき。


大黒神島をはじめ、瀬戸内に浮く島々を夕暮れが射し空と海を繋ぐ…

その光景が一日の終わりを告げるかのようで、少し切なく感じる…


日も沈み、徐々にOrengeの閃光も徐々に水平線に呑み込まれてゆく…

いい一日だったと…


どうでもええわ


寒い… 寒すぎる…


浪漫より炬燵で一杯や!


帰ろ帰ろ!

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Sentosa_Berry

特技は料理と、BASS弾き… グルメ&旅行(海外・国内共)を好むSOHO 代表のBlogです! 宜しくお願い致します!