#54 冷めん家

広電十日市駅を降りてや徒歩3分、鉄筋コンクリート建の1階にある。

もともと、広島の元祖冷麺である新華園の十日市店だった。

新華園当時は、このビルから2軒隣の古い木造一軒家で、グループ特有の突慳貪な商売をしていたが、羽振りが良くなったのか、新華園の仲間と喧嘩別れをしたのか、商売の方向性が合わなかったのかはわからないが、立派な鉄筋のビルを建て、新華園グループからも抜け出し、冷めん家に名前を変え明るい雰囲気で商売をしている。

新華園…

言わずもがな広島冷麺の元祖であり、広島つけ麺ブームの火付け役でもある。

広島は、河原町を本店とし、十日市店長束店、鷹野橋店、矢賀店、段原店と昔は店舗がそこそこあったが、鷹野橋店と、この十日市店は独立し、長束店は、閉店した。

よって現在は、3店舗しか営業していない。
新華園の食べ方にはルールがあり、店内に入って、すぐにオーダーをし料理ができるまで、待合の椅子でお呼びがかかるまで、待っていないといけない。

写真撮影は禁止。それをやった日には、店主から即座に一喝される。

辛いのは当たり前、無意識に辛いと声を出すと「当たり前だ!」と、これまた一喝される。

食べ終わったら、食器をちゃんと棚の上に置いて、カウンターも自分で拭く。

会計は、レジを置いておらず笊にお金を入れお釣りも自分で取る。

各店舗の特徴はまた今度述べるとして、以上が新華園のしきたりになる。


そこから脱却した冷めん家…

写真撮影は自由。

待合い椅子のシステムと、味は当時のままだが、きちんとレジも導入し単価も新華園より気持ち安く、親子で明るく営業している。


唐辛子の辛味の効いたパンチのある、且つ、さっぱりとしたつけだれが、野菜の甘みを引き立たせ、原田製麺から仕入れたコシのある麺が、プリプリとした食感で旨し。

1度食べたら止まらない…

このやみつきな食感に足しげく通う常連で昼は賑わっている。

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Sentosa_Berry

特技は料理と、BASS弾き… グルメ&旅行(海外・国内共)を好むSOHO 代表のBlogです! 宜しくお願い致します!