焼き鳥は、庶民の肴である。
仕事帰り、行きつけの焼鳥屋で友人と一杯やる為、市電に揺られ的場町界隈へ向かう。
彼此23歳の頃からお世話になっている店で、先代の頃から20年選手の常連である俺…
しかし、当分なご無沙汰だった…
気付けば、今年になって初来店のとり串。
何とも提灯が眩い…
まさに呑兵衛たちの灯台である。
店は、相変わらず平日とは思えぬほどの賑わいをみせている。
昭和の雰囲気を漂わす店内、このノスタルジーを感じさせる空間に、常連客は惹き寄せられ、毎度の事、香ばしい焼き鳥と旨いお酒に酔いしれる。
先ず、定位置であるカウンターに着き、焼き鳥が焼けるまで、定番のダブル小鉢で生ビールを煽る…
上の写真が、鶏の皮酢。
湯通しした臭みの無い鳥皮に、刻み葱のシャキシャキ感、ポン酢でさっぱり食べる。
写真下は、鶏の煮込み。
味噌と鳥の旨味がマッチしたビールの肴には最強の、タッグである。
初来店の友人も、肉厚で秘伝のタレが惜しみなく塗られた、旨味ある串たちの饗宴に大喜びの様子。
肝・かしわ・やさき(心臓)、そして肉厚でジューシーな鳥皮とつくねが、生ビールの消費を加速させる…
本当にこのタレは旨い…
長年にわたって受け継がれた甘く、肉の脂が浸み込んだ、旨味エキスのたっぷり詰まった褐色の液体…
白飯にそのまま掛けて食べたくなる抜群のタレである。
タレ串を堪能した後は、塩焼きたちを楽しむ…
砂ずり、噛み応え合ってジューシーな親鳥、そしてこの店の看板串である手羽先を頂く。
飲み物も、ビールから蕎麦焼酎のロックにチェンジし、呑兵衛のボルテージも最高潮に達する。
コラーゲンたっぷりの、肉厚の身を網で香ばしく焼き上げた豚耳があれば、もう後は何も要らない…
ぷりぷりの外皮とコリコリした軟骨のハーモニー、そして焼酎とこれがまた良く合う。
最高の夜会は続き…
その後、2人は夜の繁華街へと消えていった…
Sentosa_Berry
特技は料理と、BASS弾き… グルメ&旅行(海外・国内共)を好むSOHO 代表のBlogです! 宜しくお願い致します!
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